企画展『美濃焼の黎明期-須恵器-』

2016年12月16日(金)~2017年2月19日(日)
美濃焼の黎明期
開催日 午前10時00分~午後4時30分(入館は4時まで)
会 場 土岐市美濃陶磁歴史館 第2展示室
入場料 一般:200円 (150円)、大学生:100円 (70円)
高校生以下:無料  ※( )内は20名以上の団体料金
休館日 月曜日、祝日の翌日(12/24、1/9、2/12は開館)、
年末年始(12/26~1/6)

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担当学芸員による展示解説

日 時5月3日(木)午後2時~
参加料無料 ※要入館料
備考両展示についてあわせて解説いたします)

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 美濃焼とは、岐阜県の東濃地方で生産されてきた多種多様な焼き物のことをいいます。現在の美濃焼は日本を代表する焼き物と言っても過言ではなく、東濃地方は日本一の陶磁器生産量を誇る一大窯業地となっていますが、当然のことながら、その始まりの時期から日本一だったわけではありません。各時代の世相を受けて、常にその需要を満たす焼き物を生産し続け、現在の地位を築き上げてきたのです。

 では、美濃焼はいつどのようにして始まったのでしょうか。それは今から1300年ほど前の飛鳥時代まで遡ります。古墳時代(5世紀初め頃)に朝鮮半島経由で渡来した新しい焼き物「須恵器」が、愛知県にあった猿投窯や西濃地方の美濃須衛窯を経由して飛鳥時代(7世紀前半頃)に東濃地方へ伝わり焼かれ始めました。この須恵器こそが美濃焼の始まりなのです。飛鳥時代から平安時代(9世紀終り頃)にかけて須恵器を焼いていた最初期の美濃窯は、今のところ僅か10基ほどが知られているのみで、まだ窯業地と呼べるほどの規模ではなく、近隣の大きな窯業地の影響下で在地の需要の一部を満たす程度の細々とした営みでした。

 本展では、当時の窯跡から発掘された出土品を中心に、美濃窯の成立に影響を与えた猿投窯や美濃須衛窯といった近隣の先進大窯業地の製品も展示しつつ、美濃焼がどのようにして始まったのか、その黎明期の様相についてご紹介します。

タイトル1

では、美濃焼はいつどのようにして始まったのでしょうか。それは今から1300年ほど前の飛鳥時代まで遡ります。古墳時代(5世紀初め頃)に朝鮮半島経由で渡来した新しい焼き物「須恵器」が、愛知県にあった猿投窯や西濃地方の美濃須衛窯を経由して飛鳥時代(7世紀前半頃)に東濃地方へ伝わり焼かれ始めました。この須恵器こそが美濃焼の始まりなのです。飛鳥時代から平安時代(9世紀終り頃)にかけて須恵器を焼いていた最初期の美濃窯は、今のところ僅か10基ほどが知られているのみで、まだ窯業地と呼べるほどの規模ではなく、近隣の大きな窯業地の影響下で在地の需要の一部を満たす程度の細々とした営みでした。

タイトル2

本展では、当時の窯跡から発掘された出土品を中心に、美濃窯の成立に影響を与えた猿投窯や美濃須衛窯といった近隣の先進大窯業地の製品も展示しつつ、美濃焼がどのようにして始まったのか、その黎明期の様相についてご紹介します。

関連イベント


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関連展示  「妻木城と歴代城主展」

日 程2月23日(金)~3月31日(土)
時 間午前10時~午後4時
会 場土岐市立妻木公民館
入館料無料
休館日日曜日、月曜日、祝日

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歴史講座(全4回)

会 場土岐市立妻木公民館 大会議室
時 間午後7時30分~9時
参加費無料 ※事前申込み不要
第1回
3月2日(金)
「妻木城跡及び妻木城士屋敷跡の発掘調査成果について」
(公財)土岐市文化振興事業団:中嶌茂
第2回
3月9日(金)
「妻木城主の菩提寺 崇禅寺の歴史について」
土岐市文化財審議委員会長:黒田正直氏
第3回
3月16日(金)
「妻木氏と唐津城主寺澤氏との関係について」
土岐市文化財審議委員会長:黒田正直氏
第4回
3月23日(金)
「御殿窯の製品特徴について」
(公財)土岐市文化振興事業団:中嶌茂
「御殿窯の年代的位置付けについて」
土岐市図書館長 林順一氏